猛暑ですね
投稿日:2019年7月30日
カテゴリ:スタッフブログ
埼玉県羽生市にあります木村歯科医院の大谷です。
最近は梅雨が明けてからのずっと、猛暑がつづいていますね。
先日幕張であったイベントに朝から並んだ時も地獄でした。
熱中症や日射病には気を付けたいですね。
最近患者様で唾石症の方がいらっしゃいましたので、唾石症についてまとめてみました。
まず、唾液は舌からの味覚刺激や、視覚聴覚からの記憶による条件反射によって分泌されます。
唾液を作り出す器官は唾液腺と呼び、大唾液腺と小唾液腺に分かれます。
大唾液腺には顎下腺、耳下腺、舌下腺があり、それらから1日約1.5リットルもの唾液が作られています。
唾液腺で作られた唾液は導管を通り、開口部から口腔内へと分泌されます。
そして唾石症は唾液腺の中か唾液腺導管の中で結石が作られてしまった状態です。
小さな唾石は唾液と一緒に流れて出ますが、小さな唾石がくっついて大きくなった場合は中で詰まってしまいます。
すると唾液が出るのを阻害してしまうため、唾液腺に痛みや腫れが生じます。
特に、唾液が生産される食事の際に痛むことが多いです。
また、洗浄作用のある唾液が分泌されないために口腔内の細菌が増え、その細菌が導管に侵入してしまった場合は顔が大きく腫れることもあります。
唾石が起こりやすいのは顎下腺という大唾液腺で、その名の通り顎の下に左右に1対存在し、舌の裏側に導管開口部が存在します。
今回の患者様も顎下腺由来の唾石症で、導管内で動く唾石が確認されたため気が付きました。
原因は様々ですが、導管内の炎症や唾液の停滞により唾液内のカルシウムやリンが結晶化したために発症します。
また、加齢により唾液が粘液質になったり、脱水状態で水分量が少ないとカルシウムが結晶化しやすいそうです。
治療として、小さな唾石は流れ出る可能性があるため様子を見ます。
大きな唾石は、手術が必要になります。導管内の場合は口腔内から、唾液腺内の場合は口腔外から腺体ごと取り除きます。
食事中や食事後に顎や耳の前の方が痛んだり、腫れたりしてませんか?
小さいうちに摘出した方が傷も残りにくく処置時間も短いため、異変を感じたら早めにご相談ください。
院長による無料の健康オリエンテーションを毎月行っております。
次回の開催は8月20日(火)午後3時からです。
参加希望の方は、ぜひ木村歯科医院までご連絡ください。
皆様のご参加を心よりお待ちしております。
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