寝ている時に歯ぎしりをしていませんか?

投稿日:2022年7月25日

カテゴリ:スタッフブログ

こんにちは。埼玉県羽生市にあります木村歯科医院の本郷です。

前回は歯磨き粉についてお話をしました。

今回は歯ぎしりくいしばりが及ぼす影響についてお話をします(`・∀・´)

早速ですが、皆さんに被せ物が外れたり欠けたりした経験はありませんか?

被せ物を繰り返し補修したり、根っこの先が割れてしまったりする原因は歯ぎしり食いしばりが原因である場合があります!

歯を悪くしてしまう過剰な力には二つ種類があります。ひとつは、歯ぎしりです。歯ぎしりは就寝中に無意識に行っていますのでマウスピースの着用などで対策する必要があります。

もうひとつが、TCH(上下の歯を無意識に接触させる癖)です。本来、上下の歯は食事の時以外は離れているものです。しかし、歯を接触させる癖がある方は弱い力でも長時間接触させることにより、顎関節症になったり、歯や義歯、被せ物を傷めてしまうことがあります。

歯ぎしりやTCHの自覚がない場合は、歯科医院で歯ぎしりなどの痕跡がないか確認してもらう事をおすすめします!

せっかく入れた被せ物は長く使っていきたいものです。自費のセラミックはゴールドや銀に比べると欠けやすい傾向にあります。また、インプラントの被せ物も欠けやすかったり外れやすい傾向にあります。インプラントは歯根膜というクッションがないため、力がダイレクトに加わります。マウスピースで対策をしましょう!

歯ぎしりやTCHで被せ物が壊れやすい事が分かりましたね(`・∀・´)しかし、歯ぎしりなどが与える影響は被せ物だけではありません。

ご自身の歯にも影響を及ぼすのです。

例えば、過剰な力により根っこが割れたり、歯が欠けたり、歯周病を悪化させたりします。

歯の本数が減り始める中高年層の方は根っこが割れるリスクが高いと言われています。

 

ではどうしたら、歯ぎしりを減らすことができるのでしょうか?

就寝中の歯ぎしりくいしばりは80%以上が浅い眠りの時に起きます。

そのため、睡眠の質を上げることで歯ぎしりを減らす努力をしましょう!

◎みなさんは就寝中にいびきをかいていますか?

いびき(閉塞性睡眠時無呼吸)や逆流性食道炎の方は、歯ぎしりを誘発しやすいため治療が必要です。また、ストレスを感じている方も注意が必要です。

◎お酒を飲んだ日に歯ぎしりをしていると指摘されたことがありますか?

実はアルコールも睡眠の質を低下させます。飲酒もほどほどにしましょう。また、カフェインの摂取で不眠のリスクが高まりますので注意が必要です。

人生100年時代と言われる今、自分の歯は大切にしたいものです。

歯ぎしり用のマウスピースを使用するなどして出来ることから対策をしていきましょう!

只今、木村歯科医院では院長による無料オリエンテーションを毎月開催しております。

次回の日程は8月9日(日)15時30分〜を予定しております。

皆様のご参加を心よりお待ちしております。

またさらに、木村歯科医院のインスタグラムでは今後の健康講座のスケジュールや診療日、健康についての情報を発信しております。

ぜひご活用ください!