ドライマウス
投稿日:2017年7月5日
カテゴリ:スタッフブログ
埼玉県羽生市にあります、 木村歯科医院の大谷です。
昨日は猛暑、熱帯夜だったため大変寝つきの悪い夜でしたね。
朝までに大量の汗をかき、体の中の水分も大量に減っていて、
起きた時にはお口の中がべたべたしていた方もいるかもしれません。
ところで、皆さんの唾液は多いでしょうか?少ないでしょうか?
もちろん個人差はあります。
ですが、それ以外にも加齢、喫煙、口呼吸、ストレス、
特定の薬剤による副作用などにより唾液の分泌は低下してしまいます。
これらの原因によりお口が乾いてしまう状態をドライマウスといいます。
唾液は唾液腺という唾液を作る器官から1日に約1~1.5L程度分泌され、
食べ物の消化や飲み込む動作(嚥下)の補助、お口の粘膜の保護、
食べカスの洗浄、殺菌抗菌など菌の繁殖を抑えてくれる働きがあります。
また、唾液には食事により酸性に傾いた口腔内のpHを中性に近づけて、
虫歯の発生と進行を抑えてくれます。
そのため、唾液の分泌低下により舌苔と口臭の増加、歯周病や虫歯の進行、
口内炎、嚥下障害、味覚障害、舌痛症など様々な症状が発現します。
では、どのようにすればドライマウスが防げるのでしょうか?
対処方法として以下のような方法が挙げられます。
①、唾液腺のマッサージ…直接唾液腺のある部位をマッサージをすることで
唾液の分泌を促進します。主に耳の下あたりと,
下顎の内面付近に唾液を多く作っている唾液腺が
存在します。
②、よく噛むこと…噛むことで唾液腺が刺激され、唾液が分泌されます。
ガムをかむのも効果的です。
③、筋機能療法…唾液を分泌する唾液腺の周りの筋肉を鍛えることにより、
十分な唾液の分泌を促進させることができるようになります。
④、水分をこまめに補給する…そもそも唾液の成分のほとんどは水です。
体内に水分がないと唾液の生産も
少なくなってしまいます。
⑤、副交感神経を刺激する…いわゆるリラックスした状態になることです。
リラックスすると副交感神経が優位になり、
サラサラな唾液が分泌されるようになるのです。
⑥、酸性食品を食べる…梅干しやレモンなど、すっぱいものは見たり嗅いだり
するだけでも唾液が分泌されますよね?
上記の方法でも唾液が分泌されない方は、病気の可能性や唾液腺の萎縮が
考えられます。
その場合は唾液分泌促進剤、人工唾液、保湿ジェルなどを使用し、
お口の中を湿潤に保ちましょう。
さて、木村歯科医院では月に1回、院長によるお口の健康講座を開催しております。
今月は7月29日土曜日の午後3時からはじまります。
ご希望、ご質問の方は0120-255-418までご連絡ください。
皆様のご参加、お待ちしております。
☆アロハイベント9日目☆
▲雨の中しっかり来てくれてありがとう♪
これからもがんばろうね!
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