お子様の歯の予防
投稿日:2018年11月6日
カテゴリ:スタッフブログ
こんにちは
埼玉県羽生市にあります木村歯科医院の三田です。
先日は当院の長いお休みにご迷惑をおかけしました。
だんだんと朝が寒くなってきましたね。
乾燥もしてきましたので風邪など体調面に気をつけてください。
それでは院長のコラムです!
引用をしているため、新年の挨拶から始まっています。
㉟予防(1) 昔とは変わりました
新年明けましておめでとうございます。今年も皆さんの目線で得する話をしていきたいと思いますのでよろしくお願いします。
虫歯が世の中から減っているのは事実です。今では虫歯が一本も無い子どもは特別珍しい事でなく普通になっています。しかし、虫歯がある子どもはいつも同じ子どもがなっています。治しても治してもなってしまうのです。それは虫歯になる子どもだけに問題があるのではなく、家庭環境に問題がある事が多いと思います。考えられるのは、おじいちゃんやおばあちゃんが孫の可愛さのあまりお菓子をあげ続けてしまうという環境。そして、両親の仕事が忙しく「これでも食べて待ってなさい」とお菓子をあげてしまう事などです。
お菓子や甘いものは食べてはいけない物ではありませんが、時間を決めるなりして与えたほうが良いと思います。学校検診の紙が来るのをビクビクしている割には、子どもの歯を守っていない親御さんが多く見受けられます。現在は虫歯でない子どもを定期管理して虫歯にさせない時代なのです。
虫歯が減った政策の一つに早期発見・早期治療というのがありました。早期発見は良いのですが現在早期治療はしません。虫歯になってしまった原因を取り除き、早期に発見した初期虫歯は、削り取らずにフッ素等で修復するように指導し、自然に回復、または進行しないようにします。
これは統計で削ってしまった歯は約7年で虫歯が再発なりの何らかのトラブルを起こす事がわかっているからです。安易に削って白くさせれば終わりというわけではないのです。当院にもいまだになぜ削って治療しないのかと、問い合わせてくる学校が多くあります。削らないで定期管理をした結果、多くの虫歯ゼロの成人を送り出しているにもかかわらずです。削って白くすればいいという考えはその場しのぎであり、将来のためにはなりません。
是非虫歯にならないように定期管理をお勧めします。定期管理は1年に一回の学校の検査ではまず無理です。自己管理だけでは6カ月で何らかの事が口の中で起こっているという統計が出ているからです。もちろん、大人も3カ月から4カ月ごとの定期管理で一生自分の歯で噛める喜びを持ち続けたいものです。
お菓子などだらだら食べるのと時間を決めて食べるのとでは虫歯のリスクが変わってきます。
お子様に教えるのは大変だと思いますが、簡単に変えられるところから少しずつ挑戦してみて
ください。ケアの仕方やご不安なことがありましたらご遠慮なくお待ちしております。
当医院では毎月院長による無料の健康講座を行っております。
11月は 20日(火)11:00~ / 24日(土)16:00~ です。
皆さまの御参加をお待ちしております!
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