知らなきゃ損する歯のはなし110が掲載されました!

投稿日:2020年10月16日

カテゴリ:News&Topics 埼東よみうりコラム記事

知らなきゃ損する歯のはなし110号

日本の歯科医院数は5万6000軒あるコンビニの数よりも多い約7万軒で、歯科医院過剰時代と言われています。そして、日本は税収が40兆円しかないのに国債などを使い100兆円の予算を組んでいます。
総医療費は43兆円ですが、その内7万軒ある歯科の医療費は2・8兆円だけです。

 そもそも人間ドックの項目に歯の項目がありません。胃腸が悪い人がいると胃腸薬で治すのが日本です。歯を治してしっかり噛めるようになったら胃腸が治り、薬がいらなくなるかもしれないのにです。ちなみに日本の薬代は7・8兆円で、歯科の医療費の約3倍です。大きな病院の周りに何軒も薬局があり、世界で一番薬を飲む国と言われています。
薬が出ないと「あの先生は薬も出してくれない」と健康保険だから貰わないと損とも受け取れるような方がいますが、今までの処方された薬をため込んでいて、風邪を引いたときなどに薬を飲んでいたりするようなのです。 

 そんなことをするのは危険ですし、こんな予算を組む国では不安になってしまいます。20種類もの大量の薬を処方され、薬の飲み過ぎでお腹がいっぱいになって食欲が落ち、栄養不足を補うためか、さらにビタミン剤まで処方されて量が増えたという笑い話まで聞いたことがあります。
 何とか薬を飲まずに医療費を下げることはできないでしょうか(しっかりと自分で噛める方や歯を予防で守っている方は可能なのです)。噛めて歩ける人の方が健康で長生きなのは明白なのに国が動かないのです。

こんな現状では保険外でもしっかり噛める治療を用意するしかありません。歯を失ったときの治療法はブリッジ治療、入れ歯治療(義歯)、インプラント治療、コーヌスクローネ治療(義歯)=イラスト=もしくはそれらを組み合わせたものしかありません。そのほかに「何もしない」という選択肢もありますが、ほかの歯を加速して失ってしまうことが多いです。

 そして保険ではブリッジ治療と入れ歯治療しか選べません。保険のそれらは国の規定通り最低限の治療です。最低限の治療で満足できれば一番安上がりですが、多くの方が不満を抱えています。毎日毎回噛むたびに不満を感じながら生きるのは大変で、むしろストレスで寿命が短くなるのではと思ってしまいます。歯を失わない事が一番ですが、失ってしまった方も快適に噛めるように時間を作って考えましょう。

 歯についての相談予約や無料健康講座の予約は木村歯科医院(0120・255・418)へ。