乳歯→永久歯 交換期

投稿日:2021年3月5日

カテゴリ:スタッフブログ

埼玉県羽生市にあります木村歯科医院の上井です。

今日は乳歯から永久歯にへの交換期によく受ける質問について載せたいと思います。

 

(その1)乳歯が抜ける前に大人の歯が裏側から生えてきてしまいました!

大人の歯が生える幅があれば、乳歯が抜けると、舌に押されて自然と良い位置に並ぶことが多いです。

逆に大人の歯の幅が入るスペースが十分にないと、早く歯を抜いても歯が重なって並んでしまうことがあります。重なりが強い場合は自然と綺麗に並ぶことは少ないので、矯正で歯が並ぶようにアプローチすることができます。

 

(その2)奥の歯肉が盛り上がって食事をすると痛いのだが、どうすればいいですか?

6歳頃になると追加で生えてくる奥歯があります。その6歳臼歯が生える時に起こることがあります。歯が生えてから完全に出てくるまでの間は、歯の噛む面を歯肉が覆っています。そのため、食べ物が介在すると歯肉が痛くなってしまうことがあるのです。

対処法としては、歯が完全に生えるまで他の歯で噛むようにしたり、我慢できない場合は麻酔をかけてレーザーで乗っている歯肉を切ってしまう方法もあります。

 

(その3)歯並びが気になるのですが、後からでも矯正できますか?

成人になってからでも矯正はできるのですが、できるのであれば早めに開始するのがおすすめです。

歯の並びは、普段の頬っぺたや舌の筋肉の使い方、食事内容、習癖の影響を受けます。これらを早い段階からアプローチして改善することが重要です。

また、成人になってからでは顎骨の成長は期待できませんが、小児なら顎骨の成長が期待できます。早めに開始することで、抜歯を回避できる可能性が高まります。

ちなみに、小児矯正では取り外しのできる装置を継続して使用する治療が多いです。歯が並ぶスペースが足りない場合は、【拡大床】という装置を使用して歯が並ぶためのスペースを確保します。この装置は、7から8歳ごろに開始するのがおすすめです。

 

(その4)上の前歯が生えてきて真ん中に隙間があるのですが、閉じますか?

犬歯が生えてくる頃に自然と閉じることもあります。

しかし、隙間が閉じにくいケースも中にはあります。例えば、過剰歯が骨の中にあるせいで邪魔をしている。上唇をめくるとひだがあるのですが、そのひだが歯の近くまで付着している。かみ合わせの関係上歯が閉じない。というような理由です。必要であれば外科的に処置をすることがあります。

 

よくある質問を載せてみましたが、個人によってケースは様々です。

もし、気になる症状がある場合は悩まずに是非いらっしゃってくださいね!

 

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