ぽかん口について
投稿日:2021年6月8日
カテゴリ:スタッフブログ
こんにちは、羽生市にあります木村歯科医院の大竹です。
コロナ禍の中、子どもから大人までマスクを外せない日々が続いていますね。これからの時期ですと熱中症にも注意が必要ですが、「息苦しいから」と、無意識のうちにマスクの下で口がぽかんと開いていないでしょうか?今回はぽかん口についてお話します。
ぽかん口(口唇閉鎖不全)は口呼吸やお口の乾燥を招き、その結果唾液の機能低下によって虫歯や歯周病を悪化させます。口呼吸が癖になると、感染症やアレルギーにもなりやすいとされています。
また、口呼吸だと口周りの筋肉も弱まってしまいます。歯並びや噛み合せは舌や口周りの筋肉(口腔周囲筋)の圧力に影響を受け形成され、維持されます。そのため、咀嚼(噛む)・嚥下(飲み込む)・発音・呼吸などの日常生活における口腔周囲筋のバランスのとれた筋活動が重要なのです。
※現代人は食事の内容が一昔前より柔らかいものを好む傾向にあることから、食べ物を噛む回数が減少しており、それに伴い噛む筋肉、舌の筋肉が弱ってきています。また、姿勢や癖などの生活習慣によっても左右の噛む筋肉、舌と唇・頬の筋肉(内側と外側の筋肉)のバランスが乱れ、前後・左右に歪んだ歯並びのお子さんもよく見られます。
【ぽかん口になっていないかチェックしていきましょう!】
・口がいつもぽかんと開いている
・唇が乾燥している
・むし歯、歯肉炎になりやすい
・口臭がある
・前歯に着色しやすい
・歯並びが悪い
・食べる時にくちゃくちゃ音がする
・風邪をひきやすい
口腔筋力の低下は小児だけでなく、成人や高齢者にも口腔内に影響を及ぼします。口腔機能の低下により、食べこぼし、咀嚼能力の低下、誤嚥など複数の口腔機能異常が見られますが、単純な加齢現象ではなく、口唇の閉鎖機能低下が原因となっていることが多いです。その場合簡単な口腔筋機能療法(MFT)を続けることで改善できる可能性もあります。
口腔筋機能療法(MFT)は筋肉の機能を訓練によって口腔周囲筋を正常の機能させることにより歯列や咬合の乱れを改善するのに役立ちます。
舌や口唇・頬、嚥下、呼吸なども含め様々な訓練もご案内していますので、ぜひ当院のMFTをご活用ください。
木村歯科医院では院長によるお口の健康に関するオリエンテーションを無料で行っています。
次回の開催は
6月12日(土) 15:30~
6月22日(火) 15:00~
となっております。
参加希望の方は木村歯科医院(048-561-0808)又はスタッフまでご連絡ください。
皆様のご参加お待ちしております!
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