酸蝕症ってご存じですか?

投稿日:2021年7月13日

カテゴリ:スタッフブログ

埼玉県羽生市にある木村歯科医院の遠藤です。最近あったイイ話… 先日尊敬している先生の開催したセミナーを受講しました。今はZOOMのオンラインのセミナーが多いですが、また会ってお話を聞けるのを楽しみにしたいと思います。

もうすぐ梅雨が明けて夏本番ですね。夏に気を付けたいお口のトラブルの1つに『酸蝕症(さんしょくしょう)』があります。 歯の表面のエナメル質は、リン酸カルシウムでできている人体で最も硬い組織です。ところが、強い酸に触れると化学反応を起こして分解し、溶けてしまいます。 この現象を『酸蝕症(さんしょくしょう)』といいます。 実は歯は想像以上に酸に弱く、私たちが「すっぱい」と感じる酸性度の高い飲食物に長く触れていると、簡単に溶けてしまうのです。

原因は、清涼飲料水、スポーツドリンク、ワイン、お酢など酸性が強いの摂りすぎです。 その他、逆流性食道炎などでも引き起こされることがあります。 酸蝕症を防ぐためには、 ①酸性の飲食物を口にした後は水で口をゆすぐ ②酸性飲食物をだらだら食べたり飲んだりしない ③寝る前には酸性の飲食物を控える といった対策が必要です。もちろん歯磨きも効果的な予防です。 私たちの口の中は、普段は中性のpH7前後に保たれています。しかし、飲食物や胃酸の影響で酸性度が高くなり、pH5.5以下になると歯は溶けやすくなります。 最近は酸性の飲食物は健康に良いとされている物も多く、まったく控えてしまうわけにもいきません。私もお酢ドリンクや炭酸水は飲みたいときがあります。その時はストローで飲んで歯に付かないように気を付けたりしています。 日本人の4人に1人は酸蝕症というデータもありました。 熱中症予防の水分補給が歯を溶かしてしまわないように飲み物にも気をつけていきましょう!

院長によるオリエンテーション(旧健康講座)をおすすめします! 次回の予定は以下の通りです。 7月20日(火)15時30分~ 8月17日(火)15時30分~ 参加ご希望の方は、0120-255-418までご連絡ください。 スタッフ一同皆様のご参加を心よりお待ちしております。

■ 他の記事を読む■