唾液の働き
投稿日:2021年10月1日
カテゴリ:スタッフブログ
埼玉県羽生市にある木村歯科医院の遠藤です😀
最近あったイイ話…車を洗車しました。きれいにピカピカになりましたが、すぐに雨に降られました。でも撥水コートしたので、雨が降ってもツルツルしています🚗✨歯の定期健診と同じだなっと思いました。
今日から10月、もう秋ですね🍂台風の影響で寒い1日でした。明日は暑さが戻ってくるようなので体調管理に気をつけましょう。
秋といえば、皆さんは何を思い浮かべますか?
スポーツ。芸術。睡眠。食欲🌰
美味しいものを食べるためには、歯でしっかり噛めることが必要になります。食べるためには唾液も必要です。
唾液はお口の中にある「唾液腺」から分泌されており、成人の分泌量は1日あたり1.0~1.5リットルほどです。
夜眠っている間は日中に比べて分泌量が抑えられるため、口の中の細菌が繁殖するなど唾液のはたらきが低下します。また、ストレスや薬による影響など、さまざまな理由で唾液の分泌量は変化してしまいます。
十分な唾液の分泌がなければ、口の中が乾燥するため、細菌が繁殖しやすくなります🗿
細菌が繁殖すれば口臭やむし歯のリスクが高まる他に、体の内にも侵入しやすくなり、風邪など全身の病気にかかりやすくなってしまいます。
唾液が減ってしまう・・・
刺激の減少(食べ物のにおいを嗅いだりする機会がないと起こります)
脱水(発汗や嘔吐・下痢による体内の水分量が低下すると起こります)
薬剤による副作用
日常生活の癖(口を開きっぱなしにすると乾燥します)
口内組織への強い刺激(刺激の強い歯磨き粉などの使用で起こります)
上記のような原因で唾液の分泌は年齢問わず減少します。適切な口腔ケアはもちろん、唾液を分泌させるための必要な刺激や水分を意識して、正常な唾液の分泌を維持しましょう。
ちょっとした行動で唾液は簡単に増やすことも出来ます。
よく噛む(刺激で唾液の分泌を促すことができます)
水分補給(唾液に必要な水分を得ることができます)
口呼吸ではなく鼻呼吸を意識する(口内乾燥を防ぐことができます)
お酒やたばこを控える(刺激を減らすことができます)
唾液腺マッサージ(唾液の分泌を促すことができます)
唾液の質を上げる(口内の乳酸菌を増やすことができます)
口腔環境の改善やインフルエンザの予防など、健康のためにも正常な唾液の分泌を意識していきましょう。それには生活習慣の見直しなど、日常生活でできる工夫を続けることが大切になってきます。
食欲の秋、美味しいものをよく噛んで唾液を増やしていきましょう。
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