根面う蝕を知っていますか?
投稿日:2021年10月19日
カテゴリ:スタッフブログ
埼玉県羽生市にある木村歯科医院の早川です。
ついこの間まで10月なのに真夏日という日もありましたが、すっかり秋の陽気になりましたね。
季節の変わり目は体調を崩しやすいと言いますので、今までどおり感染対策をしながら体調管理もしっかりしていきたいと思います。
みなさんは「根面う蝕」をご存知ですか?
根面う蝕とは歯周病や加齢などによって歯ぐきが下がってしまい露出した歯の根にできるむし歯のことです。
50代以上のシニア世代の方のお口に見られることが多く、最近の疫学調査によりますと70代の65%、80代の70%がなっていると言われるほど増えているそうです。
歯はおもにエナメル質、象牙質、歯髄(神経)からできています。
歯の噛むところはエナメル質と象牙質の二重構造になっています。しかし、歯の根は象牙質がおもなのです。
ですから、歯の噛むところより根のところの方がやわらかいので、酸にも弱く、エナメル質が溶けないような酸性度でも溶けてしまうのです。
根面う蝕は、しみたり痛むなどの自覚症状はほとんどないといわれます。
見た目も、象牙質はもともと黄色味がかっているのでむし歯のできはじめの段階では判断しづらかったり、くちびるで隠れてしまう位置にできるので見えづらく、気づくのが遅れてしまうこともあります。
歯の周りを囲むように広がってしまったり、歯ぐきの中に広がってしまうと歯の噛むところはなんでもなくても歯が折れてしまうことにもなりかねません。
根面う蝕の予防と進行抑制にはご自身での毎日のケアはもちろんですが、歯科医院での定期検査は欠かせません。
根面が露出する原因は歯ぐきが下がってしまうことですが、その理由の大半は歯周病なので歯周病予防のためにもやはり定期検査は必要です。
木村歯科医院では、院長による無料相談や、無料健康講座を開催しております。
「知らなきゃ損する歯の話」や当院歯科衛生士による「コロナに負けない免疫力アップの話」をお聞きいただけます。
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11月16日(火)15:30〜となっております。
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皆様のご参加を心よりお待ちしております。
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