ストレスで舌は痛くなる?
投稿日:2022年7月20日
カテゴリ:スタッフブログ
こんにちは。 埼玉県羽生市にあります木村歯科医院の江渕です。
最近梅雨に舞い戻ってしまったかのような天候で、ジメジメしております。天気が悪いと気分も塞ぎがちになりますので、早く真っ青な空を見たいものです。
さて、天気だけでなく日常生活で様々なストレスを感じるのは現代人として避けられないでしょう。そうは言っても極力溜めない方がいいものです。今回はストレスと口腔内、特に舌の痛みに焦点を当ててお話していきたいと思います。
厚生労働省のホームページによりますと、そもそもストレスとは外部から刺激を受けたときに生じる緊張状態のことを指すようです。外部からの刺激には、天候や騒音などの環境的要因、病気や睡眠不足などの身体的要因、不安や悩みなど心理的な要因、そして人間関係がうまくいかない、仕事が忙しいなどの社会的要因があります。つまり、日常の中で起こる様々な変化が、ストレスの原因になるのです。
ストレスを感じると、副腎皮質ホルモンやアドレナリンが分泌されます。これらのホルモンには、血圧上昇・覚醒の促進・血糖値上昇などの働きがあり、交感神経を活発にさせます。交感神経が活発になると、副交感神経との切り替えが上手くいかなくなります。その結果、自律神経のバランスが崩れ、内臓器官の機能低下を招きます。さらにストレスをため込むと、精神状態への影響も大きくなります。考え方や行動にも変化が生じ、いつもの自分と違う状況になることがあります。結果として頭痛やめまい、高血圧といった身体への影響だけでなく、うつ病や不安障害などを引き起こします。
それでは舌の痛みはどうなのでしょう。
舌が痛くて歯科医院や内科、耳鼻科を受診したけど何も病気はないと言われる方が一定数いらっしゃると思います。その方々の一部はもしかしたらストレスが要因かもしれません。
例えばストレスで胃が痛くなる事がありませんか?胃腸の働きに異常をきたすと、栄養吸収の不良や体内の電解質異常を起こします。その結果、口腔乾燥やむくみが生じ、痛みが出る場合があります。
今度は緊張した時を思い浮かべて下さい。口の中がカラカラになっていませんでしたか?精神的なストレスや緊張状態は唾液の分泌を減少させます。これが長期間続くと口腔乾燥症となり、そこから舌痛症が生じる場合もあります。
舌の痛みにお困りの方、もしかしたらそれは身体に多大なストレスが掛かっているかもしれません。一度、現状を見返してみてはいかがでしょうか?勿論、重大な病気の可能性もあります。ご自身で判断は中々難しいと思いますので、歯科医院に気軽にいらしてください。
只今、当院では院長による無料オリエンテーションを毎月開催しております。
次回の日程は8月9日(土)15:30〜を予定しております。
皆様のご参加、心よりお待ちしております。
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