歯肉炎・歯周炎

投稿日:2024年8月6日

カテゴリ:スタッフブログ

こんにちは!埼玉県羽生市にあります木村歯科医院の江渕です。
昨日、娘が誕生日で1歳になりました。この1年間あっという間で、あんなに小さかったのに今では大人顔負けにご飯を食べています。今後も娘と共に成長していきたいです。

さて、本日は歯周病のお話です。歯周病は大きく分けて2つ、歯肉炎と歯周炎があります。それぞれ説明していきたいと思います。

【歯肉炎】
歯肉炎は歯周病の初期症状です。炎症が歯茎にだけに限定されているもので、歯茎が赤く腫れたり、歯を磨くと出血したりすることがあります。正しいブラッシングをすることで、改善が見込めます。しかし、初期症状は痛みなどの自覚症状がないために、気が付かずに進行してしまうケースも少なくありません。

【歯周炎】
歯周炎は、歯肉炎がさらに進んだ状態で、炎症が歯茎だけではなく、歯根膜や歯槽骨とい った歯周組織にまで広がった状態です。症状が進行すると、慢性歯周炎になります。この段階になってくると、歯茎だけではなく歯を支えている歯槽骨にまで影響が出始めます。歯茎の腫れや痛み、出血、口臭などの症状が現れ、しだいに歯がグラグラしてきて、最終的には歯が抜け落ちてしまうことも起こりえます。できるだけ早い段階で治療を始めることが大切です。

歯周炎を更に細かくみてみましょう。

・侵襲性歯周炎
10~30代の比較的若い年齢で発症することが多く、症状の進行が早いためあっというまに重症化してしまう傾向があります。侵襲性歯周炎は細菌へのの抵抗性、遺伝的要因や環境要因の影響が大きいとされており、家族で同じような症状が現れるケースが多いのも特徴です。

・妊娠性歯周炎
妊婦さんが罹患しやすい歯周病です。妊娠中のホルモンバランスの変化によって、細菌が繁殖しやすくなったり、炎症が起こりやすくなってしまいます。また、つわりによって食生活が乱れたり歯磨きが不十分になったりすることも妊娠性歯周炎の要因に挙げられます。妊娠中に歯周病に罹患していると、母体に影響がでるだけでなく、お腹の中の赤ちゃんにも良くありません。早産や低体重児出産のリスクが高まるので、安定期に入ったら治療することをおすすめします。

・薬剤による歯周炎
抗けいれん薬や降圧剤などの副作用で歯肉炎を発症してしまうケースがあります。重症になると歯茎が歯を覆い尽くしてしまうこともあるので、疾患の主治医と歯科医師の両方の連携をとりながら治療を進めていく必要があります。

続いて歯肉炎、歯周炎に対しての対処法を説明していきます。

・口腔内を清潔に保つ

・唾液を分泌させる食べ物を意識的に摂る
唾液には、口の中に残った食べかすなどの汚れや細菌を洗い流す自浄作用があります。そのため、唾液の分泌量を増やせるように意識すると良いでしょう。

・生活習慣を整える
体の免疫システムの働きが低下すると、さまざまな細菌と戦えなくなるため、口腔内の細菌バランスも崩れてしまいます。 結果、歯肉炎・歯周炎になりやすく、悪化しやすくなってしまうのです。

・定期的な歯石除去

・歯科医師や歯科衛生士による専門的な歯の清掃

いかがだったでしょうか?
セルフケアをしているのに、10日以上たっても症状が改善されない、むしろひどくなっている場合は、すぐに歯科医院で診てもらうことをおすすめします。歯ぐきに痛みが生じていてブラッシングができない、物を噛むのも辛いといった場合も然りです。
また、どれだけ念入りに磨いていても、セルフケアだけではプラークが取り切れないこともあります。歯ぐきの状態がおかしいな?と思ったら、早めに歯科医院でお口の中をチェックしてもらってくださいね。

当院では、目から鱗の話がたくさん聴ける、
院長による無料のオリエンテーションを毎月開催しております。

次回の予定は、
8月10日(土)15:30~
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