保険総義歯から精密総義歯に作り替えて噛めるようになった症例
【▼初診時の口腔内】
こちらの患者様は、歯が抜けて硬いものが噛めなくなったため入れ歯を作りたいと考え、入れ歯治療に力を入れている当院を探して来院されました。
奥歯が失われた状態で、自然に歯が抜けてしまってもそのまま放置していたとのことでした。患者様の希望は、「何でも食べられるようになり、食事に困らないようにしたい」というものでした。
当院では、まず口腔内の現状を検査し、その結果をもとに適切な治療法をご提案いたします。患者様に治療方針をご納得いただいた上で治療を開始します。
本症例では、保存が難しい上顎の歯を抜歯し、上顎に保険の総義歯、下顎に保険の部分義歯を装着するところから治療を始めました。
しかし、保険の義歯では不具合が解消されなかったため、治療計画を見直し、最終的に上顎は自費治療の精密義歯、下顎は自費治療の金属床義歯を選択しました。
【▼作成した上顎:精密義歯 下顎:金属床義歯】
【▼治療後の口腔内】
現在は義歯の微調整も終わり、快適に使用できているとのことです。今後も定期健診を通じて、引き続き管理を行っていきます。
年齢・性別 | 60代・男性 |
治療期間 | 14ヵ月 |
治療回数 | 28回 |
治療費用 | 上顎 715,000円(税込) 下顎 330,000円(税込) 上下総額 1,045,000円(税込) |
リスクなど | ・残存歯の保存の可否(保存不可になった場合、修理での対応) ・総入れ歯の形状による不快感 ・年数経過による入れ歯と口腔内粘膜との適合性の低下 |
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