ブラッシング指導により歯周病状況を改善した症例

投稿日:2025年1月23日

カテゴリ:歯周病治療症例

ブラッシング指導により歯周病状況を改善した症例

こちらの患者様は、長い間歯科医院に通院しておらず、むし歯がある状態を放置していたものの治療を希望して来院されました。

歯周病症例

初診時には、お口の悩みやご希望を丁寧に伺い、保険適用内で検査を実施しました。

検査の結果、歯の被せ物が取れ、歯の根だけが残った状態(残根歯)であること、さらに歯石(細菌の塊が硬化したもの)の付着、歯茎の腫れや出血が確認されました。

患者様のご希望として、治療が必要な箇所を少しずつ治療したい、また治療内容の説明をしっかり行ってほしいとのことでした。

そこで、まず治療の前に口腔内環境を改善する必要性をご説明し、状態が落ち着いた段階でむし歯治療を進める計画をご提案しました。

歯周病症例

歯周病治療では、専用器具を使用して歯石を除去しました。また、染め出し液を使い磨き残しを確認していただきながら、歯ブラシを使ったブラッシング指導を行いました。

治療回数を重ねるにつれ、患者様自身が「歯の表面がツルツルしてきた」「効果を実感できる」と感じ、ブラッシングに積極的に取り組んでいただけるようになりました。

歯周病症例

患者様には高血圧の持病があり、服薬の影響で歯茎の腫れが一部残る部分もありますが、プラーク(細菌)の付着は減少し、口腔内の状態は大きく改善しました。

患者様からも「口の中がさっぱりするようになった」「これからも治療を続けたい」というお言葉をいただいております。今後も、歯周病治療を継続しながら、むし歯治療や残根歯への対応を計画的に進めてまいります。治療をスムーズに進めるため、引き続き口腔内環境の改善をサポートしてまいります。

年齢・性別 40代・男性
治療期間 3ヵ月
治療回数 5回
治療費用 保険適用の歯周病治療
リスクなど ・歯肉退縮・知覚過敏となる可能性があります。

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