ブログを再開します!
こんにちは!
院長の木村です(向かって左です)
しばらくブログをお休みしておりましたが、この度再開することとなりました。
再開にあたり今後は、8年以上も前から約100回にわたり読売新聞で「知らなきゃ損する歯の話」という事で書いてきた私のコラムをスタッフにも感想を交え盛り込んで書かせていただく事となりました。
当時の読売でも「こんなこと書いても大丈夫か」という賛否の中コラム担当の方に話を聞いてもらいながら進めていった事を思い出します。
時代も変わり歯科の考えも進化したところもあるので、しばらくしたら「知らなきゃ損する歯の話第2弾」を計画中です。
まずは当時私がどうしても皆さんにお伝えしたくて始めさせていただいた第1回の原稿をお読みください。
2009年3月 第一回目読売新聞コラム
「治したはずなのにまた治療?」
皆さんは過去に虫歯の治療を終わらせた歯でも、その後何度も治療していませんか?
それもそのはずで、詰めたり被せたりした歯の平均寿命は、世界的に平均7年、1本の歯を5回治療すると寿命になる(歯を抜く)と言われています。もちろん、普段の手入れや歯の質などにより、治療後も20年、30年と持つ歯あります。
一般的に最初の永久歯は6歳前後に生えてきますが、仮に永久歯の6歳臼歯が生えてすぐ(小学1年)虫歯になり、削って詰めたとします。
平均で考えますと、7年後の13歳(中学校1年)でまた虫歯になり、部分的な金属に型をとって詰め直します。
さらに7年後の20歳の時、忙しくて最初は放って置いた痛みがだんだんと我慢できなくなって歯科医院に行き、今度は神経を取ることになります。神経を取った歯はもろくなるため、全体を被せる治療となります。次いで、平均7年後の27歳で被せた歯が根の先の病気となり、もう一度根の治療をして被せ治します。
さらに7年後34歳で歯の根っこがもろくなってひびが入り、ついに歯を抜くことになります。また、20歳を過ぎた頃から歯周病の危険度も増してくるため、虫歯でなくても抜かなければならない歯が出てくる可能性もあります。
これはあくまでも平均で、また、歯に対して不具合が起こった時以外に何の手立てもしなかった場合の予想です。
歯を抜いた後の処理は、入れ歯や橋渡しのブリッジというものに代え、中には元のように噛めるから良いという方もいます。
しかし、その7年後…と考えると年を追うごとに歯を失っていくのが目に見えています。いかがでしょうか?
次回は、どうしたらそれを最小限にできるかをお話ししたいと思います。
いかがでしたか?
この考えは今でも木村歯科の治療の礎となっているもので現在も治療前オリエンテーション(旧健康講座)として月数回私が新しい患者様を中心にお話をさせていただく時間を取らせてもらっています。
この治療前オリエンテーションもすでに100回を超え毎回のように「もっと早く知りたかった」というお言葉をいただきます。
私も毎回「今からでも遅くはありません。噛める方は予防を、噛めない方は噛めるようにすればよい」とお伝えし続けております。
そして会員制とさせていただいている予防クラブe-smileクラブも会員数600名を超え7月1日(日)には今年も会員のイベントを開催させていただきます。
「笑いと健康」の松本光正先生をはじめ健康の為になる講演会や立食パーティーを会員様には無料でご招待とさせていただいております。
そのほか会員になると木村歯科医院で治療を受けたり歯ブラシを買うにしてもすべてお得になるようになっておりますので、是非治療前オリエンテーションを聞いてすべての治療が完了した方はe-smileクラブに入会してみてください。
また多くの要望にお応えして「訪問診療」を始めました。
木村歯科61年の歴史において「今まで木村歯科に通院していたが体調の問題で困難になってしまった方を優先的に各家庭に訪問して治療をさせていただく」という大義をもって始めましたので、介護の認定を受けた方はすべて保険診療で賄わせていただいております。
ご要望の方は担当のケアマネージャーさんに相談後連絡をお待ちしております。
半径16キロ以内であれば(熊谷市から北本市や館林までぐらい)どこへでも行く覚悟です。
訪問先でも十分な設備を持っていけるようにコンパクトの歯科の道具をすべてそろえております。
木村歯科と同様に歯のクリーニングやレーザー治療なども受けることができますのでぜひ活用ください。
また木村歯科医院は地域では珍しく「院内技工所」を併設しており国家資格の技工士さんが常勤でおります。
義歯の困難な修理も訪問先から持ち帰り即日で修理するとか、新しく義歯を作るにしても最速の方法で製作できる環境を整えております。
今後も北埼玉で東京と同じ最先端の治療ができるようにスタッフ一同研鑽を続けますのでよろしくお願いします。
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