番外編1 それでも歯医者にしがらみで通う?
投稿日:2018年12月25日
カテゴリ:スタッフブログ
埼玉県羽生市にあります木村歯科医院の上井です。
クリスマス楽しんでますか?皆さんのお家にもサンタさんは来てくれましたか?皆がどんなプレゼントをもらたのか話を聞くのが最近のマイブームです。私の家にはサンタさんが来たことがないのですが、いつか来てくれると信じて良い子にしようと思います(笑)
さて、今日の院長のコラムはこちらです。
最近、「歯科の治療をしてはいるが少し不満がある」という話を良く聞きます。日本は「倭」の国すなわち「和」を重んじる国民なのです。震災後配給物を順番に列に並んで受け取る姿は、世界から不思議に感じられていたとの事です。
日本人のこういった国民性は歯の治療にも表れており、それは「不満があってもしがらみで通う」という事です。疑問点があっても良い所があるからと自分を納得させながら通うが、会う友達には不満を言い続ける…。選ぶのも通うのも自己責任だとは思いますが、これには緊急性を要する歯科特有の構図があるのです。定期検査が定着していない日本では、突然の歯の痛みに襲われる方が多く、「どこの歯科医院でもいいから見てほしい」という希望が多いのです。歯科医院も急患随時という所は、それを受け入れてその後他も悪い所があればしばらく通院を余儀なくされるという事を繰り返します。そして、国はそんな痛い方を受け入れられるように歯科医院を増やしました。なってしまった虫歯を治すための受け皿を作り続けたのです。また、国民皆保険制度で最低限の治療は安く手軽に受けられる体制を作ってきました。
しかし、世界では受け皿を作る事より、虫歯や歯槽膿漏にならないように予防を推進しました。その結果、世界中で虫歯や歯槽膿漏は減少し、虫歯になったら削る治療は無くなる傾向にあるのです。そもそも歯が痛くなってしまった場合、仮に急患随時の歯科医院で受け入れたとしても、通常の治療より痛くなった歯の治療は困難を極め時間がかかる事が多いのです。そのため、元から予約をして待っている患者様を待たせて治療するか、予約の患者様の治療内容を少なくして急患の対応をせざるを得ません。
そのようなわけで当院では初めて来院する方で今日治療を希望という方は予約に空きが無い限りご遠慮させていただいております。予約の患者様をないがしろにできないからです。今まで通院されている方が治療中に急変した場合は、予約の患者様にお詫びしてでも対応させて頂きますが、時間がどうしても取れない場合は診る事が出来ないのです。また、患者様の中には合間にちょっと見てくれればよいという方もいます。しかしそんないい加減な治療を望まれても、合間に治せる事は少ないのです。そんなに簡単に治るならもっとたくさんの方の予約を入れられる事となります。
多くの方が急患随時からお世話になる歯科医院でしがらみ通院が始まるかと思いますが、これからは痛くならないように痛くなる前に歯科医院選びをする時代ではないでしょうか?当院では、歯の健康教室・日曜相談・電話相談・歯のカウンセリングの予約を受け付けております(0120・255・418)。
歯を失ってから不便さや辛さに気づくことが多いですが、そうなる前に予防を心がけるのが一番良いですよね。治療のためにお金や時間を割くよりも、治療にならないように予防をするほうがいつまでも健康でいられます。自分の歯は自分で守れるようにお手伝いをさせていただきますね。
木村歯科医院では院長によるお口の健康に関するオリエンテーションを無料で行っています。
次回の開催は1月12日(土)16:30~です。参加希望の方は木村歯科医院(048-561-0808)
までご連絡ください。皆様のご参加お待ちしております。
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