オーラルフレイルについて☆木村歯科医院ハロウィンイベント２日目☆

投稿日：2019年10月22日

こんにちは！埼玉県羽生市あります木村歯科医院の大竹です。

金木犀の甘い香りが感じられ、日増しに秋も深まってきましたね。朝晩が冷え込むようになってきましたので、風邪をひかないよう気をつけてくださいね。

さて、先日当院の訪問診療に同行しました。通院が困難な方の自宅や施設へ訪問し、歯科治療や口腔ケアを行っております。高齢化に伴い、「訪問歯科」の必要性は高まってきていますね。

今回は、お口の中の加齢に関するお話をしたいと思います。

オーラルフレイルという言葉をご存知でしょうか。活舌低下・食べこぼし・わずかなむせ・噛めない食品が増える・口腔乾燥などの「口腔機能の軽微な低下」を表す身体の衰えの一つです。加齢やさまざまな疾患の影響で、口腔内も足腰同様に筋力や知覚が低下します。口腔機能には、咀嚼（かみ砕く）・嚥下（飲み込む）・発音・唾液分泌・感覚・呼吸などがあり、口腔機能が低下すると、誤嚥性肺炎・窒息・構音障害・低栄養などの原因になります。

口腔機能が低下し、硬いものが食べにくくなると柔らかいものばかり食べるようになり、噛むために必要な筋力が低下します。よく噛まないまま飲み込むと消化不良となって胃腸への負担も大きくなります。

また、肉や繊維質の野菜など噛みにくい食物が出てくるため，栄養は偏りエネルギー不足を招きます。栄養バランスが崩れると，筋肉などの身体の機能を保つことが困難になり、行動する意欲を低下します。そして口腔や義歯のケアが疎かになり、易感染、う蝕、歯周病が進行すると歯の数が減少し、さらに口腔機能が低下するという負のスパイラルに陥ってしまいます。

　オーラルフレイルへの対策としては、まず全身の衰えに大きく関わる「口の衰え」を認識してもらうことが重要です。「口の衰え」は放置することで悪化します。高齢者自身が気づき、食事や生活を見直すことが必要です。以下の事項を意識し実践していきましょう。

・食事をよく噛むようにする

・栄養バランスの良い食事をする

・口や舌をしっかり動かして使う

・家族や友人との会話や歌を楽しむ

・正しい歯磨きや義歯の手入れなど行い、口腔内を清潔に保つ

・定期的な歯科検診を受け、今ある歯を守る

健康維持のため、口の役割を理解して普段からしっかり動かすことを意識することが重要です。また、歯科の受診や口腔ケアの指導を受けるなどしてお口の健康に努めましょう。

当院では、院長による無料オリエンテーションを行っております。

次回開催は11/19(火)　15:00~ になります。参加希望の方はぜひ木村歯科医院までご連絡ください。

皆様のご参加お待ちしております！

🎃ハロウィンイベント２日目🎃