舌診断
投稿日:2020年6月9日
カテゴリ:スタッフブログ
埼玉県羽生市にある木村歯科医院の折原です。
緊急事態宣言が明けだいぶ日常生活が戻ってきました。
患者様には治療や定期検診の延期をさせていただき、ご迷惑とご協力を頂きましてありがとうございました。順々にご連絡させて頂いて治療の再開をしております。
今後も感染予防の対策をして参りますのでよろしくお願い致します。
コロナの影響で自宅にこもり、動けなかったり、ストレスなどを抱えたり、体調を崩したりのサインとして、舌で分かることがあります。
舌は毛細血管が多く集まる粘膜組織なので血流や体液の変化が現れ、身体の不調が分かる場所で健康のバロメーターの役割をしています。
セルフチェックの5つのポイント
(やり方は舌に力を入れずに“あっかんべー”をして鏡で舌を見てみる、チェックする前はコーヒーやカレーなどの舌に色がつくものは避ける)
- 色・・・血流の動態や身体の温度が分かる。色の基準が分からない場合は他の人と比べてみる
- 大きさ、形・・・体液(水分量)の状態、乾燥気味かむくみ気味かが分かる。舌の表面にシワが濃くなっていないか、いつもより舌が大きくなっていないかを確認。
3.舌苔(ぜったい)の状態・・・体液の粘張度が分かる。
4.舌の裏の血管・・・静脈」(舌下静脈)を見て血流の疎通状態の確認。形や色、左右差を確認
5.舌の動き・・・自律神経の働きを確認。真っすぐに舌が出せるか、余計な力がはいらないかの確認。
- 不調舌
1、舌の表面が白い→身体の冷え、胃弱 舌苔が増えすぎている状態で血流不足のサイン。
黄色がかった 場合は、胃や肝臓のトラブルの可能性もある
2、舌苔がまだら→免疫力低下 過度のストレスなどで身体のバリア機能のバランスが悪くなっている。
昼夜逆転など生活のリズムが整っていないか、不安障害の兆候もある。
3、表面が割れている→水分不足 身体は乾燥傾向。不眠や便秘、体内の塩分濃度も高まるため、
高血圧や脳卒中の危険もある。
4、赤い→高血圧 血流が悪く、血管に炎症を抱えている可能性もある。
特に舌先の先端が赤い時は要注意。常に身体が熱くなりがちという特徴もある。
5、ふちがギザギザ→慢性疲労、むくみ 水分代謝が悪く水分が溜まって舌がむくんで肥大化し歯形に
沿ってギザギザになる。下痢やめまい、慢性疲労に陥りやすい。
- 危険舌
1、舌苔が黒い、こげ茶→胃潰瘍・胃がんの可能性 消化官、特に胃・十二指腸に潰瘍(かいよう)、
炎症性の病変が隠れている可能性がある。
2、まっすぐ出せない→心筋梗塞の危険性あり。 筋肉を正常に動かす神経が侵されたり、
血管が詰まりかけている可能性もある。舌の表面が細かく波打つのも危険なサイン。
3、舌の裏の血管がボコボコ→脳卒中の危険性あり。 血液が悪く血管が詰まりやすい状態。
紫や青黒く見える場合も要注意。左右差が顕著な場合はすぐに病院へ行った方がよい事もある。
自分の舌の確認をしてみてください。
舌の変化に気を付けて健康生活を送りましょう!!
● 院長による無料オリエンテーション(旧健康講座)を再開することとなりました。
3密を避ける為、参加希望の方の最大人数の制限を設けながら行いますが、院長による「知らなきゃ損する歯のはなし」に加え、当院衛生士による「コロナに負けない免疫力アップ」など内容もパワーアップしております。
6月27日(土)16:00~
となっております。
ご参加お待ちしております。
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