歯周病に注意なタイミング
投稿日:2020年7月14日
カテゴリ:スタッフブログ
埼玉県羽生市にあります木村歯科医院の太田です。
最近お天気が悪く肌寒い日もありますが、体調崩されてはいませんか?
私はお腹が弱いので、温かい飲み物を飲むようにしています(´。•ㅅ•。`)
皆さんもお腹を冷やさないように気をつけてくださいね(´ー`*)
本日は、歯周病についてをお話いたします。
歯を失う原因の1つに、歯周病という病気があることは、CMなどでも多く耳にすることがありご存知だと思います。
しかし、歯周病が女性の方がなりやすい病気なのをご存知でしょうか?
なぜ女性が歯周病になりやすいかというと、歯周病の悪化には女性ホルモンの影響が大きいことがわかっています。
女性ホルモンには、歯周病菌の増殖を促し、炎症を悪化させる作用があります。
その女性ホルモンのバランスが大きく変化し、歯周病になりやすい節目の時期があります。
- 思春期・・女性ホルモンの量が増え、歯肉炎になりやすい
- 妊娠・出産・・ホルモン量の変化で歯肉が腫れやすくなり、つわりなど歯磨きがうまくできず構内環境が悪くなる
- 更年期・・閉経によって唾液の分泌量が減り、歯周病が進行しやすい
- 月経中・・ホルモン量の変化で歯ぐきが腫れ、口内炎が起こりやすい
特に、妊婦さんは歯周病にかかっていると、早産や低体重児を出産するリスクが高まるといわれているので、歯周病はほうっておいてはいけません。
ですが、なかなか体調によってケアが難しいと思います。
妊娠時期別に、気を付けるポイントとケアのポイントをお伝えします。
・妊娠初期(0~3ヵ月)
妊娠により、女性ホルモンが増えることで口の中の状態は大きく変化します。
口の中を正常に保つ唾液の分泌が低下することで、トラブルになりやすい時期です。
妊娠中でも治療は受けられますが、初期はつわりがひどいため、トラブルが起こらないように気を付け、応急処置に留めます。
妊娠初期は、つわりがひどくハブラシを口にするのも苦労しがちな時期なので、一日のうちで体調のよい時間にリラックスして歯磨きを行いましょう。
歯磨きの時は、下の方を向いて前かがみの体勢になり、ハブラシを舌に当てないようにすると嘔吐感が少ないです。ハブラシは小刻みに1本ずつ磨くように動かしましょう。
その際、ヘッドの小さいハブラシを使用するとよいと思います。
・妊娠中期(4~7ヵ月)
一度に食べられる量が減ってしまうため、空腹状態が多くなり、間食などの食べる回数が増えやすい時期です。
妊娠中は唾液の量が減り、唾液による自浄作用が弱まるため、食後の歯磨きでのケアが重要です。
この時期は、体調も比較的安定しているため、体調の良い時は、いつもよりもしっかり時間をかけて歯磨きをしてみましょう。歯科治療もこの時期が適しています。
・妊娠後期(8~10ヵ月)
生まれたあとの準備や日々の仕事や家事で忙しくなり、つい歯磨きをおろそかにしてしまいがちな時期です。
ママの口が不健康だと赤ちゃんにも細菌をうつしてしまうリスクがあるため、出産準備とともお口のケアも心がけましょう。
妊婦さんにとっては大変な時期で、さらに世間も感染症で不安な時だと思いますが、お家で過ごしているときやお時間があるときに、ゆっくりお口のケアをして頂けたらと思います。
木村歯科医院では現在、院長による無料の健康オリエンテーションを開催しております。
次回は7月25日(土)午後4時~を予定しております。
参加を御希望の方は木村歯科医院までご連絡ください。
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