お口の渇きと唾液
投稿日:2020年10月30日
カテゴリ:スタッフブログ
こんにちは。埼玉県羽生市にあります木村歯科医院の野本です。
気づけば10月ももうすぐ終わり、2020年もあと2ヶ月ですね。
最近は寒暖差が大きい日が続いていますが、皆さん体調は崩していませんか?
今後も感染対策を頑張っていきましょう。
さて、冬が近づきお肌が乾燥し始める時期になりましたが、
皆さんお口の中は渇いていませんか?
お口の中の潤いに重要なのが「 唾液 」です。
唾液は唾液腺から1日におよそ1〜1.5L分泌されると言われています。
唾液の役割はお口の中でとても大切です。
①食べ物を消化する働き(消化作用)
②発音をしやすくしたり、食べ物を飲み込みやすくする働き
③お口の粘膜を保護する働き
④歯の表面についた食べカスなどを洗浄する働き(自浄作用)
⑤殺菌・抗菌の働き
⑥食事をしてお口の環境が酸性に傾いた状態を中和する働き(緩衝作用)
⑦むし歯の前段階で歯の表面が白くなったとき、元の状態に戻そうとする働き(再石灰化作用)
など、多くの役割があります。
お口にとって重要な役割を持つ唾液が減るとその分リスクもあります!
例えば、むし歯や歯周病に罹りやすくなる、口内炎などお口に傷が出来やすくなる、
お口の中がネバネバする、食べ物が飲み込みにくい、口臭が強くなるなどがあります。
もちろん唾液の多い、少ないには個人差があります。
さらに、加齢や口呼吸、喫煙、ストレス、薬剤の副作用などによっても
唾液の分泌は低下してしまいます。
ここで唾液の分泌を増やす唾液腺マッサージの方法を教えます!
⭐︎唾液腺マッサージのやり方⭐︎
お口の中の主な唾液腺3つ(耳下腺、顎下腺、舌下腺)を指で軽く圧迫します。
※力の入れすぎには注意です。
◻︎耳下腺
→親指以外の4本の指を耳たぶの少し前の左右の頬に当て、
上の奥歯のあたりを後ろから前に向かってくるくる回します。(5〜10回)
◻︎顎下腺
→左右の親指を顎下の骨の内側の柔らかい所に当て、
耳の下から顎の下の方に向かって押す。(5回〜10回)
◻︎舌下腺
→顎の真下から舌を押し上げるように両手の親指でぐーっと押す。(5〜10回程度)
その他にも食事のときによく噛むことや、水分補給なども有効的です。
お口の渇きがが気になる方は是非行ってみてください!
院長によるオリエンテーション(旧健康講座)の次回の予定は
11月10日 (火)15時からと
11月28日 (土)16時からです。
参加ご希望の方は0120-255-418までご連絡ください。
スタッフ一同、皆様のご参加を心よりお待ちしております。
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