歯周病と全身疾患について

投稿日:2021年2月12日

カテゴリ:スタッフブログ

埼玉県羽生市にある木村歯科医院の橋本です。

立春が過ぎ、陽ざしは春になりましたが、まだまだ気温の差はあり

体調を崩しやすいです。

十分な睡眠とバランスの良い食事で体調管理に勤めましょう!

最近あった良い話ですが・・・

私好みの『脳トレ』を見つけました。シールパズルです。

美しいデザインを楽しく完成させることで注意集中機能を

刺激して、脳がイキイキ活性化してくれるものです。

決められたところにシールを貼ります。

別の物ですが完成品はこちらです。

毎日、少しずつ楽しんでいます。

話しは変わりますが

最近テレビでも取り上げられている歯周病と全身疾患について

お話したいと思います。

1.糖尿病・・・インスリンの作用が低下して、血液中のブドウ糖が

  多くなった状態が続く病気で唾液が減ったり血液の流れが

     悪くなったり  免疫力が弱くなり様々な合併症が起こる

    危険性があります。

血糖値の高い状態がずっと続くと、からだの中のタンパク質が糖と

くっつきます。それを白血球が敵と間違えて攻撃するので歯周病の

炎症が起きやすくなります。

2. 骨粗鬆症・・・骨の強度が低くなり(骨密度の低下)、軽い衝撃

     でも骨折しやすくなる病気です。  

    主な原因は加齢による女性ホルモンの影響です。

歯周病にかかると、歯周病菌が歯肉に炎症を起こし歯を

支えている骨(歯槽骨)を溶かしてしまいます。

骨密度が低いと歯槽骨の吸収が進みやすいと言えます。

3. 腎疾患・・・腎臓の役割は血液が運んできた体中の老廃物を

     ろ過し尿として体外に排出することです。腎臓の機能が低下し

    慢性的に続く状態を慢性腎臓病といい進行すると腎不全となります。

慢性腎臓病を引き起こす原因は糖尿病、加齢、喫煙、高血圧、

自己免疫疾患などが挙げられます。一部歯周病が関係していると言われています。

歯周病のひとは血液中に炎症物質が増加していてその状態が腎臓に影響を

及ぼしていると考えられます。

4. 動脈硬化・・・動脈の内側で血液中の脂肪や白血球などが粥状に

     くっつき溜まり血管が硬く狭くなります。溜まったものが壊れると

  血栓を作り  心臓発作や脳卒中となります。

血液中の炎症物質の数値が高いと動脈硬化が起こりやすくなります。

歯周病の患者様は全身が軽い炎症状態にありますから、

炎症物質の数値が少し高くなり動脈硬化を起こしやすくなります。

5. 関節リウマチ・・・からだの免疫の仕組みに異常が起きて、

 「自己抗体」という自分自身のからだを攻撃するものができてしまい、

 そのために関節に腫れや痛みを伴う炎症が起こる病気です。

研究結果から、関節リウマチにかかっている人は歯周病になり

やすいと言われています。その理由は両方とも炎症性の病気であり

共通のリスク因子があるためかもしれません。さらに関節リウマチ

になると手指が動きにくくブラッシングがしずらいことやリウマチの

薬が免疫反応を抑える作用があるためです。

歯周病は予防・治療ができる病気です。

お口の健康を改善することで、全身にも良い影響を与えます。

もっと知識を高めたいのであれば、院長主催のオリエンテーションに

参加してみませんか?

院長による「知らなきゃ損する歯の話し」

歯科衛生士による「コロナに負けない免疫力アップ」などの

お話があります。

日時  2月13日(土) 16:00~

    3月 6日(土) 15:30~

となっております。

希望される方は

☎ 0120-255-418

ご連絡ください

 

 

 

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