義歯を長期間付けていないあなたへ。
投稿日:2021年9月7日
カテゴリ:スタッフブログ
こんにちは。埼玉県羽生市にあります木村歯科医院の江渕です。最近、天候不順が続いて体調を崩していないでしょうか?気温もぐっと下がっております。体調管理にはくれぐれも気をつけてください。
今回は義歯にスポットを当てたいと思います。義歯は歯を失った方の食事や発声、見た目にまで関わるものです。最早身体の一部と言ってもいいでしょう。しかし、最初から天然歯と同じように使いこなせる訳ではありません。毎日使ってもらい、不具合が出る度に調整を行う事で徐々に馴染んでくるのです。どのくらいでしっくりくるかは個人差があります。初日から全く問題ない方もいらっしゃいますが、多くの方が何回かの調整を必要とします。
さて、折角作った義歯ですが、上記の通り始めのうちは苦労が伴います。その為、結局装着しないままの方もいるのが現状です。これはお口の中に良い事ではありません。それでは装着しないまま過ごしているとどのような弊害が起こるのでしょうか。
1;健康な歯に負担をかける
人間は上下合わせて28本の歯があります。これらはお互い咬み合う事で支えあっているのですが、本数が減ると、1本で支える負担が増えてしまいます。それをカバーする為に義歯があるのです。装着しないと、健康な歯への負担が蓄積し、最終的には喪失する事態も考えられます。
2;歯並びの変化で虫歯や歯周病になりやすくなる
歯がない状態が続くと残った歯が移動する事があります。その結果、咬み合わせが変わったり歯並びが対称でなくなったりと支障が出てきます。更に清掃性が悪くなり、虫歯や歯周病のリスクが高まります。
3;発音が変わる
義歯を用いないで喋ったり食事をしていると、その際動かす筋肉が減るので必然的に口周囲の筋肉が衰えてきます。筋肉の衰えは発音を悪くするだけでなく、表情を乏しくしてしまう恐れもあります。
4;頬や舌を咬みやすくなる
会話や食事の際、余分なスペースに頬や舌が入り込みやすくなり、誤って咬んでしまう事が増えます。
いかがだったでしょうか?義歯は義手や義足と同様であると私は思います。つまり日常生活を送るうえで無くてはならないものだという事です。
もしお持ちの義歯を長期間使用していない方の目にこのブログが止まると幸いです。
院長によるオリエンテーション(旧健康講座)の次回の予定は以下の通りです。
9月14日(火)15:30~
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