お口の老化(口腔機能低下症)

投稿日:2022年1月18日

カテゴリ:スタッフブログ

埼玉県羽生市にある木村歯科医院の早川です。
今日は風も強くとても寒い1日でした。
帰宅中、空にはまんまるお月様
今夜は満月だそうです。
ちょっとうれしかったです♡

今日はお口の老化(口腔機能低下症)についてです。
❝老化❞といいますと、思いつくのが、お肌の老化…足腰の老化…目が見えにくくなったり、耳が聞こえにくくなったり…。
私たちが専門としているお口の中でも老化は起きるのです。
そして、お口の老化は知らず知らずのうちに始まっていることもあります。

普段当たり前のように行っている、噛んだり、飲み込んだり、話をしたりといったお口の機能は、からだの筋肉と同じように、加齢とともに衰えてしまいます。
たとえば、のどにある喉頭蓋の弁の動きが悪くなると、食事中にむせそうになったり、会話中に咳払いが増えたり…唾液の分泌が減って食べ物がのどにつかえる感じや、飲み込みにくいことはありませんか?
こうした変化が「口腔機能低下症」とよばれます。
全身の健康を損なう最初の段階になると考えられているのです。

健康でいるために食べることはとても重要です。食べるという作業は歯だけではなく、くちびるや舌、頬、のどまわりの筋肉も使います。なので、歯がしっかり残せていてもお口のまわりの動きが悪いと飲み込めなくなったり、食べることが難しくなってしまうのです。
窒息の危険が高まったり、誤嚥性肺炎のリスクがあがったり、やがて寝たきりになってしまう可能性もあります。

そうならないために、お口の機能をアップする簡単エクササイズです
1つ目は、くちびると舌を鍛えるためのべろ回しです。
やり方は・・・
①お口を閉じ、舌を歯とくちびるの間にいれます。
②歯の上をなめるように、舌を一方向にゆっくり大きく10回まわします。
③反対方向にもゆっくり大きく10回まわします。
これを1日3セットを目安に行います。

2つ目は、喉頭蓋の弁を鍛えるための上向きうがいです。
やり方は・・・
①水を一口ふくみます。
②天井を見るくらいに顔を上げて、10〜15秒かけてうがいをします。
これを起床時や食前など1日3回を目安に行います。

まずはお口周りの簡単エクササイズをお試しください。
あわせて、歯科医院での定期検査でお口の健康の維持に努めていただければと思います。

当院では院長による無料オリエンテーションを開催しております。
次回は2月12日(土)15:30〜です。
院長による『知らなきゃ損する歯の話』や歯科衛生士による「コロナに負けない免疫力アップ」のお話をさせていただきます。
参加ご希望の方は0120-255-418までご連絡ください。
皆様のご参加を心よりお待ちしております。