訪問歯科診療での義歯

投稿日:2022年5月27日

カテゴリ:木村歯科訪問プロジェクト

埼玉県羽生市にある木村歯科医院の折原です。
今日の朝は雨がたくさん降っていて患者様も
だいぶ濡れてしまっての来院でしたが、
午後になり暑くなってきましたね。
日曜日には30度超えるようなので体調には気をつけましょう。


訪問歯科診療における義歯(入れ歯)の処置について

訪問歯科ではご高齢の方が多く、義歯(入れ歯)の治療も多くなります。
入れ歯の調整はもちろん、修理や作成も行うことができます。
通院しているのと同様の治療を訪問診療で行うため、
入れ歯を削る機械、義歯の適合状態を確認するための薬剤、
適合状態を向上させるための義歯の内面に張る材料、
噛みあわせを確認するための道具、
型を取るための器具や材料などすべて準備したうえでお伺いしています。
使用している入れ歯の調子が悪かったり、
欠損歯があり入れ歯を必要であれば、
新らしく入れ歯を作ることもできます。
ご自宅など訪問先で型取りを行うことが可能です。
お身体が不自由でベッドで寝たままの状態、
車いすに乗ったままの状態でも大丈夫です。


入れ歯を外している人の食べ方

入れ歯が合わなくて外していたり、面倒くさがって入れ歯を外したまま
食事をとっている人がいます。
総入れ歯を外して歯が1本もない人の食べ方を見ていると、
モグモグと口を動かしているので、
まるで歯茎で噛んでいるようにも見えます。
実際には、噛んでいるのではなく、
舌で食べものを上あごに押し当てて、すりつぶしながら食べているのです。
やわらかいものであれば、この方法でもなんとか食べることができますが、
とても食べにくいですし、ある程度の固さのあるものを
すりつぶしきれずに飲み込めば
窒息のおそれもあります。
また認知機能が低下すると、飲み込むことを忘れて
口の中に食べものをため込んでしまうこともあり、
噛むことができなければ窒息の危険が高まります。
食べものは歯で噛んで、飲み込みやすい状態にすることが大切です。
できる限り、入れ歯をきちんとつけて、
しっかり噛んで食べるようにしましょう。
奥歯の噛む力は重要で、入れ歯を使用しないと
転倒するリスクが高くなります。 
下顎が不安定になり、体のバランスを保つことが難しくなるのです。 
特に高齢者は歯を喪失している割合も高いので、
転倒事故なども考慮して、
入れ歯を外したままにするのは避けたほうが良いです。


訪問診療を必要としている方がいらっしゃいましたら、
スタッフにお声かけ下さい。


只今、木村歯科医院ではお口についての
知識を学べる健康講座を無料で開催しております。

次回の開催は、6月11日(土)の15:30からです。

また木村歯科医院のインスタグラムでは、
今後の健康講座のスケジュールや診療日、
健康についての情報発信をしていきますので
ぜひご活用していただければ幸いです。
皆様のご参加お待ちしております。