《知らなきゃ損する歯のはなし第135号》が掲載されましたっ!!!

投稿日:2022年12月10日

カテゴリ:埼東よみうりコラム記事

知らなきゃ損する歯のはなし第135号が、2022年11月11日(金)の埼東よみうり新聞の第6面に掲載されました!!!

以下がコラム記事です。お読みください。

 

 歯を失う原因は虫歯や歯周病、食いしばりに加え、歯並びもあります。私の少ない経験ですが歯並びが悪い80歳の方で、すべて自分の歯が残っている方は見たことありません。一方で歯並びが良い80歳の方で、すべて自分の歯が残っているという方は何人も見ています。
 歯並びが悪いといくら予防の意識が高くても、歯を磨きづらいリスクがあり、また、正常ではない噛み方をしていることもなどもあって必ず歯を失うこととなり、ある程度の年齢になると総入れ歯となります。
 また、年とともに歯は減っていきます。食べる事や食いしばり等で噛む面の歯が低く小さくなってしまうのです。少しずつ減っていくのでわからない方が多いのですが、この際自分の歯を鏡でじっくり見てみてください。歯の形が変わってすり減っているところがあるかと思います。
 厳密に言うと、そのせいで顔の長さも短く小さくなり、顔のしわが増えます。歯が低くなった分皮膚がたるむからです。
 欧米では歯並びは成長期に親の義務で当たり前に矯正治療をします。歯並びを治す事が予防になると分かっているからです。日本では「矯正は保険がきかないから子どもが成長したら自分でやればよい」などと都合の良い解釈をして、成長期に矯正治療をしてもらえない子どもが大勢います。
 特に奥歯を失って入れ歯を入れている方は噛む力を歯肉で支えるため、加速して噛む高さが減っていきます。その場合、すべての歯の高さを回復する必要があるため、顎のすべての歯の治療が必要になってきます。
 昔は60歳の定年まで何とか噛めればよい時代でしたが、今や人生100年時代60歳で充分に噛めなくなったら天寿を全うできず短命になってしまいます。奥歯が無い場合は今やどこに行っても「インプラントしかない」と言われてしまう時代ですが、残っている歯によってはインプラントにしなくても快適な装置「コーヌスクローネ義歯」があります。
 コーヌスクローネは全顎を治療するため、噛み合わせの高さだけでなく歯並びも奇麗にできます。さらに夜も入れておいても大丈夫なので、食いしばりにも専用のマウスピースを入れることなく対応できます。コーヌスがクイシバリに対応しているためです。全顎の治療は覚悟がいりますが、人生100年時代のどこかで治療する必要があるのなら、選択肢の一つになるのではないでしょうか。

 

 

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