知らないと不信感に繋がる治療の流れ
投稿日:2023年1月27日
カテゴリ:スタッフブログ
こんにちは。羽生市にあります木村歯科医院の江渕です。
皆さん、体調いかがでしょうか?10年に1度と言われる最強寒波に見舞われております。体調管理もそうですが、朝夕の通勤通学もくれぐれも気を付けてください。
さて皆さんは歯の治療はどんなものがあるか考えた事がありますか?治療といっても様々あります。虫歯の除去や義歯、歯周病治療など枚挙に暇がありません。
その中でも今回は虫歯の治療の流れを解説していきたいと思います。
虫歯は、歯の表面についた歯垢(プラーク)に、虫歯をつくるミュータンス菌が棲みつき、糖分を栄養にして酸を出します。この酸は歯の表面の硬いエナメル質を溶かし、その部分に穴をあけます。これが虫歯の始まりです。
歯は何層かに分かれており、表面のエナメル質などで留まっていれば除去して詰め物をするといった処置で済ませられます。しかし、虫歯の進行が進み、深層の象牙質や神経にまで到達していると、残念ながら神経の処置をしないといけなくなります。神経の通り道の管を綺麗にしてあげて、中に材料を詰める必要が出てくるのです。管を密閉することで、新たに細菌が入るのを防ぎます。神経の処置は一回で終わる訳ではなく、根の中が綺麗になるまで続きます。個人差はありますが、3-5回ぐらいは掛かると思って頂いた方がいいと思います。
ここまででも中々大変ですが、もう少し治療は続きます。神経の処置をした歯は健康な歯に比べて脆くなります。歯は神経の管を介して栄養素を獲得していますが、神経を除去するとそれが出来なくなります。少しでもしっかりとしたものにする為に、土台となる芯を入れてカバーするのです。以前、芯の材質は金属が主流でした。しかし、歯と金属では硬さが違い、残った歯に負担がかかります。近年では歯に負担の少ないファイバーを用いる事が多くなっています。芯が入れば、後は型取りです。装着する被せ物にもよりますが、型取りをしてから1-2週間で被せ物は完成し、装着する流れです。
ここまでが一連の流れとなります。非常に長く感じると思いますが、どれも欠く事の出来ない行程です。
いかがだったでしょうか?この流れは歯科医師が事前に伝えておかないといけない内容です。これを疎かにすれば患者様に不信感が生まれ、より良い治療が出来なくなります。我々スタッフ一同、皆さんが安心して治療出来る土壌を作れるよう今後も努力していきたいと思います。
当院では、院長による無料オリエンテーションを毎月開催しております。
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