口呼吸
投稿日:2023年3月14日
カテゴリ:スタッフブログ
埼玉県羽生市にある木村歯科医院の橋本です。
随分と温かくなりましたね。春を感じます。
とても良い季節の半面、花粉症の方にとってはとても
辛い季節となります。私もその一人です。
「鼻嗽い」や「鼻腔拡張テープ」を使い鼻の通りを良くしています。
前回の遠藤さんのブログにもありましたが
花粉症はお口の中に大きな影響を与えます。
私も『口呼吸』についてお話し致します。
最近、メディアでもとりあげられるようになった『口呼吸』、
口で息をするだけで身体に悪いなんて信じられませんよね。
色々なことが起こります。
まず『口呼吸』とは吸う息、吐く息のどちらか一方でも口から行う
呼吸法であり、いつもお口をポカンと開けている状態も
含まれます。
口呼吸になる理由も色々あります。
・軟らかい食事をすることにより口の周りの筋肉が発達しない。
・メールなどで会話が少なくなり、口をあまり使わない事が増えた。
・口遊びが減った。(口笛えを吹けない人が増えた。)
・花粉症やアレルギー性鼻炎などの疾患が増えた。
これらが複数絡み合って口呼吸となります。
その他にも急激な温度変化や激しい運動、
寝ているときのいびきや携帯ゲームやスマホを
いじっている時など集中していると口呼吸に
なりがちです。
現代の社会現象ともいえるかもしれません。
いつでも口で息ができるのは人間だけです。
喋れる機能を獲得したからと言われています。
歯科における『口呼吸』のデメリットも沢山あります。
★口臭・歯の着色の原因となる。
お口の中は常に唾液で潤っています。ところが『口呼吸』を
しているとお口の中の唾液が渇いてしまうために
口臭や着色が起こります。
★むし歯や歯周病になりやすくなる。
唾液には抗菌作用・殺菌作用もありますが、『口呼吸』をすることで
虫歯菌・歯周病菌も殺菌されず洗い流される事も少なくなるために
お口の中に菌がどんどん増えてしまいます。
★歯並びが悪くなる。
歯並びは生まれつきの顎の大きさや歯の大きさや形
また指しゃぶりや頬杖などの癖による影響が要因とされます。
歯はお口のなかで様々な力をかけられることによって正しい位置に
並んでいきます。
舌が前歯を押し出す力とそれに対してお口の周りの筋肉が
外側から歯を締め付ける力、舌が上顎の骨を支える力
それに対して頬が顎の骨を狭める力などです。
『口呼吸』をすることによりこれらの力のバランスが崩れ
歯並びに影響が出ます。
『口呼吸』から『鼻呼吸』にシフトするためには
お口の周りの筋肉を鍛えることです。
よく噛んで食べる習慣を付けましょう。
鼻炎や花粉症などをお持ちの方は炎症を抑える処置をしましょう。
なかなか大変な季節ですが、『口呼吸』について
考えてみてください。
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