奥歯の銀歯をセラミックに変えた審美治療の症例
投稿日:2023年5月29日
カテゴリ:審美治療症例
奥歯の銀歯をセラミックに変えた審美治療の症例
こちらの方は以前から定期的に通ってくださっている方で、お口の中の銀歯が見えてしまうことを気にされていました。
奥歯は、一見して見えないことがありますが、下の歯は意外と目立つものです。しかも嚙み合わせに大きな役割を果たす過酷は仕事をする部位ですので、審美性に加えて、精密性、耐久性に優れた治療が求められることになります。
【▼初診時の口腔内】
被せ物や詰め物の治療方法を多くの選択肢の中から一緒に選んでもらう相談の時間として「補綴コンサルテーション」を行いました。より美しく見えるための補綴として保険の白い被せ物(CAD/CAM)や、自費のセラミック(e-max、ジルコニア)の補綴があることを伝えました。保険の白い被せ物はプラスチックの為、吸水性があり、経年変化で色が変わってきて周りの歯と調和しなくなります。
自由診療のセラミックの材料は陶器の皿と同じため、吸水性がなく色が変化してくることも殆どありません。その上、陶材のように割れるような心配が少ない、きわめて強度が高く加工されて特殊な材料です。
加えて、表面に傷がつくにくい特性があり、プラーク(細菌)がつきにくく、お掃除がしやすく管理のしやすさに繋がり、結果的に長く健康を維持することが期待できます。e-max(イーマックス)は、審美性、耐久性、体への影響の少なさ、コスト効率等の点で優れており、全体的なバランスが良いと近年歯科界で高く評価されています。
デメリットとしては、透明度があり審美性が高いため、元の歯の色を拾ってアンバランスになることがあることや、噛み合わせの強い方には欠けてしまう可能性が0ではありません。このような違い、将来に対するリスクやデメリットも説明し、患者様の希望により、すべてセラミックのe-maxで修復することになりました。
【▼治療後の口腔内】
当院では、院内で専門の歯科技工所を保有し、ベテランの歯科技工士が一つ一つ丁寧に製作しております。
治療完了後、高い審美性を得て、患者様も満足していただきました。保険外の治療をすることによって、口腔ケアの意識もより高まり、ブラッシングも丁寧に行ってくれていることを大変嬉しく思います。
患者さまの感想(アンケートより抜粋)
・ホワイトニングも行い、白くなって満足!!
・技工士さんが直接かぶせ物の色味を見てくれる。
・口元を気にせず、自然に笑えるようになった。
・自分の歯の色に合ったかぶせ物を入れてもらうことができた。
・今まで自分の歯がコンプレックスでしたが、少し自信を持てるようになった。
今後も定期検査に通いながら、良い状態を維持していきたいと思います。
年齢・性別 | 30代・女性 |
治療期間 | 3ヵ月 |
治療回数 | 8回 |
治療費用 | 左下5.6.7 右下7.4 e-maxインレー、e-max冠 352,000円(税込) |
リスクなど | ・咬み合わせが強い人は割れてしまう可能性がある ・保険よりも長持ちだが、メンテナンスをしていないとカリエスになる可能性がある ・治療する歯を削ってスペースを作る必要があります。削る量は歯に影響のない範囲ですが冷たいものがしみてしまう可能性があります。 |
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