口腔ケアの介助
投稿日:2023年6月16日
カテゴリ:木村歯科訪問プロジェクト
埼玉県羽生市にある木村歯科医院の折原です。
梅雨に入りムシムシと暑い日が続きます。
体に熱がこもると汗が放熱せず、熱中症になってしまうので気をつけたいです。
口腔ケアの介助
寝たきりだったり体に障害や麻痺があったりして、自分自身でのお口のケアが十分に出来ない方には介助が必要な場合があります。その時に注意したいのが本人のプライドを傷つけないようにしなければいけません。さりげなくサポートしてあげましょう。
・出来ることはなるべく本人にやってもらう
・安全に行なうケアをする
・歯ブラシを持って手を動かしリハビリになる
・水や唾液が気管支や肺に入らないような姿勢をとる
・声かけをして意識をさませ誤嚥させないようにする
・生活のリズムをつくる その中に口腔ケアも入れる
・無理強いはしない 体調が悪い時や嫌がる時は無理に行わないようにする
唾液を増やす
口の中を潤している唾液には、口の中の汚れや細菌を洗い流す自浄作用や抗菌作用などがあります。
唾液の分泌は加齢とともに減少するので高齢者ではお口のトラブルが増えます。
唾液の分泌を促すには食べ物や耳の下や顎の下の唾液腺を刺激する唾液腺マッサージが効果があります。
・よく噛んで食べる 噛むことで唾液腺が刺激されて分泌が活発になります。ガムを噛むのも効果的
・水分を補給して口の中を潤す カフェインは利尿作用があるのでお勧めできません
・鼻呼吸をする 口呼吸は口の中を乾燥させてしまう
・唾液の分泌を促進させる食べ物をとるようにしましょう。レモンや梅干しなどの酸っぱいものや昆布に含まれるアルギン酸や納豆のポリグルタミン酸、セロリやニンジンやアーモンドも唾液の分泌を促します。
口の中の細菌は抵抗力や体力が落ちている人にとって大敵です。
口の中の細菌は誤嚥性肺炎の原因になったり、血管障害、心臓病、糖尿病など全身の病気をひきおこすことが分かってきています。
全身の病気にかかってしまうと入院や寝たきりなど看病にかかりきりになると介助者には大きな負担になります。口の中のケアをすることで全身の病気の予防になるかもしれません。
双方の幸せのために是非口腔ケアから始めてみてください。
当院では、院長による無料のオリエンテーションを毎月開催しております。
もっと早く聴いておけば良かった!と皆さんおっしゃいます。
次回の予定は、8月26日(土)15時30分~となっております。
参加をご希望の方は☎0120-255-418までご連絡ください。
皆様のご参加、心よりお待ちしております。
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