子どもの口腔機能発達不全症
投稿日:2024年2月6日
カテゴリ:スタッフブログ
こんにちは!羽生市にあります木村歯科医院の大竹です。
年が明けたと思ったらあっという間に2月ですね。2月には甥っ子の誕生日がありますが、今度4歳になります。会うたびに成長する姿に触れて、嬉しさと人体の神秘を感じる今日この頃です。
さて今回は、子どもの口腔機能発達不全症についてお話ししたいと思います。
口の役割には、「食べる(咀嚼)」「話す(発音・構音)」「呼吸する」「表情をつくる」などがあります。 子どもの口腔機能は0~1歳半の頃に大きく発達し、乳臼歯が生えそろう3歳頃から永久歯の生え変わりが終了する15歳頃までの、様々な食習慣や言語を習得していく時期に習熟していきます。
【私たちは口腔機能を使って、こんなことを自然にやっています!】
・食べ物を噛み切る
・食べ物を処理できる分だけ口の中に取り込む
・食べ物を咀嚼する
・唾液と食べ物を混ぜる
・咀嚼している間、口を閉じて食べ物が飛び出さないようにする
・食べ物の味や食感を認識する
・食べ物を飲み込む
・口を閉じて鼻呼吸をする
・唾液で口腔内が潤う
・よどみなく発音する
・口を尖らせる、舌を出すなどの表現をする(非言語コミュニケーション)
・大きく口を開き笑う
これらのことはいつも意識せずにやっている動作ですが、口腔機能が問題なく発達しているからできることなのです。 どんな人も高齢になると口腔機能は低下しますが、適切に発達した口腔機能は、人が高齢になった時に元気に過ごすための基盤になります。高齢期にも元気に食べる、楽しく会話する口腔機能をできるたけ長く維持するためにも、成長発育期に口腔機能を十分に発達させることが大切です。
【口腔機能発達不全のサイン】
・食べるのに時間がかかる/早食い
・咀嚼する時間が長すぎる/短すぎる
・少食/偏食/好き嫌いが目立つ
・硬い物を食べない
・自分で食べようとしない
・口を開けたまま噛む/ 音を立てて食べる
・食事中に歩き回る/遊び食べをする
・指しゃぶりなどの口に関係する習癖がある など
歯の生え方やむし歯の有無、軟組織の形態の問題、口腔周囲筋の未発達、生活習慣など様々な問題で口腔機能発達不全となる場合があります。 もし当てはまることや気になることがあればぜひ相談してみてください!
当院では、
目から鱗の話がたくさん聴ける、院長による無料のオリエンテーションを毎月開催しております。
次回の予定は令和6年2月10日㈯15:30〜
を予定しております。
参加をご希望の方は 0120ー255-418 までご連絡ください。
皆様のご参加、心よりお待ちしております。
さらに木村歯科医院でのインスタグラムでは今後の健康講座のスケジュールや診療日、
健康について情報を発信しております。是非ご活用ください。
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