歯石除去とセルフケアで歯肉の腫れが引いた症例

投稿日:2024年5月23日

カテゴリ:歯周病治療症例

歯石除去とセルフケアで歯肉の腫れが引いた症例

こちらの方は、歯肉が腫れていて、特に奥歯が気になるということで数年ぶりに来院されました。

当院では、ある程度の期間が空いてしまった方には、初診の方と同じく治療相談員から、今お困りのことだけでなく、これまでの治療で不快に思ったこと、今回の治療で希望することや、気になることをなどお伺いして、検査からスタートしています。

患者様のご希望としては、歯肉の腫れが引いてくれることと定期的に検査していきたいとのことでした。

歯周病症例

検査結果から、全体的に歯石の付着がみられました。
歯石とは、歯垢という白くネバっとした柔らかい細菌の集合体が、落としきれず固まってしまったものをいいます。

歯垢の状態であれはセルフケアでも除去できますが、歯石になってしまうとセルフケアでは難しく、歯科の専門器具で除去する必要があります。(※画像はイメージです)

また、歯石を長期に渡ってそのままにしておくと、むし歯や歯周病、口臭の悪化に繋がります。

まず、歯周治療として歯肉の上に付着している歯石取りから治療を行いました。超音波の微細な振動がでる器具で歯石を除去していきます。

次に、正しく磨けているかのチェックとして染め出しを行いました。染め出しを行うと磨けていないところの細菌部分に反応して色が付きます。磨き残し部分を確認し、お口の状態にあった歯ブラシを使って、歯ブラシの当て方や歯間ブラシの使用を一緒に行いました。

また、患者様の生活リズムとして、忙しく決まった時間で磨くのが難しいとのことでしたので、就寝前の歯磨きが大切だということを伝えた上で、1日の中で1回はしっかり磨く時間を作っていただくようお伝えしました。そして、次に歯肉の中(歯周ポケット)にある歯石の除去も行いました。

歯周病症例

患者様がセルフケアを継続的に行ってくださっている結果、歯肉の腫れが落ち着いてきて、患者様ご自身も続けて歯磨きを頑張っていきたいとおっしゃっておりました。今後は定期的な検診でお口の管理をさせていただきます。

年齢・性別 40代・女性
治療期間 約5ヵ月
治療回数 6回
治療費用 保険適用の歯周病治療
リスクなど ・歯周治療により、歯肉退縮・知覚過敏となる可能性があります。

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