唾液の力

投稿日:2024年10月1日

カテゴリ:スタッフブログ

埼玉県羽生市にある木村歯科医院の橋本です。

やっと朝晩は涼しくなってきましたね。

でも日中の残暑は厳しいです。

季節の変わり目は体調を崩しやすいので

バランスのとてた食事・適度な運動・良い睡眠で

体調管理に心掛けましょう。

前回の時に「梅干しが出来たら報告します!」と

お伝えしましたが・・・出来ました。

赤紫蘇を加えて、こんな感じに!

こんな話をしていたら、「唾液」が出てきましたか?

今回は『唾液の力』についてお話しします。

まずは唾液の成分からお話しします。

唾液の成分は血液とほぼ同じですが血液や汗よりも低調とされています。

水分が約99.5%残りの約0.5%は無機成分と有機成分となっています。

(水分)99.5%・・・プラークや初期カリエスの酸を洗い流す。

(無機成分)カルシウム・リン酸・ナトリウム

      ・・・初期カリエスのエナメル質の結晶を新しく形成する。

(有機成分)ムチン・免疫グロブリン・酵素[アミラーゼ・リゾチーム

                                                                    ・ペルオキシダーゼ}

      アミノ酸・グルコース

      ・・・口腔粘膜の滑りを良くし咀嚼や嚥下を助ける。

      ・・・細菌の増殖を抑え活性酸素を減少させる。

唾液の成分と水分が総合的に働いて、私達の健康に欠かせない役割を

担っています。

1日の分泌量は0.5〜1.5リットルで耳下腺・顎下腺・舌下腺の3大唾液腺や

唇や上顎に存在する小唾液腺から分泌さレます。

唾液の作用としましては

・消化 →唾液アミラーゼがデンプンを分解する。

・溶解 →食べ物の味を感じやすくする。

・潤滑 →食べ物を柔らかくして飲み込みやすくする。

・自浄 →食べかすやプラークを洗い流す。

・粘膜保護 →お口の粘膜を保湿、保護する。

・再石灰化 →エナメル質の表面を修復する。

・ph緩衝 →虫歯菌の酸を中和する。

・殺菌 →細菌の感染を防ぐ。

・老化防止 →成長ホルモンが筋肉や骨、歯などの発育を促進する。

・活性酸素抑制 →食品中の活性酸素を減少させる。

などの働きがあります。

「食事のサポートをする」「お口の健康を守る」「体の健康を守る」

この3つの事柄を支えています。

・よく噛むことで唾液の分泌が促されます。

 ゆっくりよく噛んで食事を楽しみましょう。ガムや歯応えのあるものも

 効果的です。

・リラックスして過ごしましょう。

 唾液の分泌は自律神経によって調節されます。

 リラックスした状態ではサラサラ唾液が分泌されお口の中が潤います。

・お口の体操や唾液腺マッサージを行ってみましょう。

{お口の体操}

 舌を前に出し左右に動かす、舌で上下の唇の内側、左右の頬を押す。

[唾液腺マッサージ]

 耳たぶの前方、奥歯の辺りに人差し指・中指・薬指を当て

 円を描くようにゆっくり揉みます。(耳下腺)

唾液をたくさん出して、お口や体の健康を維持しましょう。

当院では、院長による無料のオリエンテーションを行っております。

次回の予定は、10月5日(土)15時30分~です。

参加をご希望の方は0120-255-418までご連絡ください。
皆様のご参加、心よりお待ちしております!

さらに木村歯科医院のインスタグラムでは、

今後の健康講座のスケジュールや診療日、健康について

発信をしておりますので、ぜひご活用ください。

■ 他の記事を読む■