重度の歯周病を改善後に義歯と被せ物で審美修復した症例
歯周病を改善後に義歯と被せ物で審美修復した症例
こちらの患者様は、20年ほど歯科医院に通院されておらず、「うまく話せない」「噛めない」とのお悩みで来院されました。
お口の中を拝見したところ、重度の歯周病により歯が抜けてしまっていたり、歯茎から出血している状態でした。
検査結果をもとに、現在のお口の状態と今後の治療計画を患者様にご説明し、ご納得いただいた上で治療を開始しました。患者様のご希望は「全体的に治して、笑えるようにしたい」というもので、審美性も考慮し自費の入れ歯も検討されていました。
まずは歯肉の状態を整えるために、数回にわたり歯周治療を行いました。それでも歯の動揺が大きく保存が難しい箇所については、抜歯を行いました。
抜歯後は歯茎がしっかりと治るまでの間、保険適用の義歯を使用していただき、快適に使えるよう数回にわたり調整を行いました。
保険の義歯で問題なく生活できるようになったタイミングで、再度治療相談の時間を設けました。
見た目も重視したいというご希望から、自費で「ノンクラスプデンチャー(バネの見えない入れ歯)」を作製することになりました。
また、右上の前歯(2番目の歯)には、見た目が自然なセラミックの被せ物(e-max冠)を使用しました。
患者様からは「見た目も良くなり、笑うことができて嬉しい」とのお言葉をいただき、ご満足いただけました。今後も定期的なクリーニングを行い、口腔内の健康維持をサポートしてまいります。
年齢・性別 | 50代・女性 |
治療期間 | 6ヵ月 |
治療回数 | 20回 |
治療費用 | 歯周病治療、抜歯治療(保険適用) 右上2 e-max冠 99,000円(税込) スマイルデンチャー金属床 上下 748,000円(税込) |
リスクなど | ・歯周治療により、歯肉退縮・知覚過敏となる可能性がある。 ・稀に歯牙の移動により、精度に誤差が出て装着が緩くなることがある。 ・義歯に慣れるまで違和感を覚えることがある。 ・ごく稀に強い衝撃が加わると破損することがある。 |
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