⑨インプラントといっても様々です
投稿日:2017年1月22日
カテゴリ:埼東よみうりコラム記事
インプラント治療は世界的に見れば、第一の選択の治療法となってきました。これは医療の進歩に伴い予後の良い結果の裏づけが確立されてきたからです。
インプラントの材料もメーカー品のコピー商品が5千円からあります。2時間だけの講習を受け手術をしている先生もいます。手術室で治療をする歯科医院もあれば、一般診療と同じように手術をする所もあります。
多種多様ですし、激安インプラントもあります。同じメーカーのものを激安で提供する所はどこかを端折(はしょ)らなければできません。激安レーシックが少し前に問題になったのを見れば承知の通りです。過去にスウェーデンがインプラントを保険導入していた頃、負担率は定かではないのですが、片顎150万円といわれていました。それだけ高くても良いものだから保険導入されたのです。
その後スウェーデン製のブローネマルクインプラントが世界で最も歴史のある安心安全のものとなりました。また、毎年新しいメーカーのインプラントが発売されていますが、5年で半数のメーカーがなくなってしまいます。できれば、一生機能させたい身体に埋め込むものなら、サポートするメーカーが無くなってしまうようなものは、もうしばらく様子を見た方がよいと思われます。
手術するドクターが定かでないとか、いつでも対応できない(常勤でない)とか、ましてやいなくなってしまうなどもトラブルの元です。そして、専門の麻酔医が対応できる体制があるかも今後の高齢化社会や全身疾患が増える事を考えると、一考の余地があります。
いずれにしても是非手術後の一生管理サポート体制のとれる歯科医院を選ぶことをお勧めします。
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